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やっと

インターホンがなって

待ち構えていた私の前に現れたのは


二人の警察官だった




心臓が

体全体が心臓になったのかと思うほど


目眩がするほどの

言い表せない…

すべて音が消えた瞬間




その後のことは

よく覚えていない



覚えているのは

病院に向かう途中の交差点


警察車両の赤いランプの点滅と



多分父の車


原型を留めないほどの



その車を

雷の光が

フラッシュライトみたいに照らしてた



その光景は

今も雷雨と共に私を苦しめ続ける






私は一度に

両親と兄をなくした