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学校のワイダン

第18章 二学期のはじまり

最近は、夏休みが終わるのがちょっと早いね。
朝の街に女子中高生や小学生の女のコが戻ってきてウレシいな。

みんな、小麦色に日焼けして、ステキなマーメイドさ。それに、一学期よりも少し大人びていてドキドキだよ。

そう、二学期の始めって、すっごくドキドキするね。

女のコが大人びて見えるのは、1ヶ月も会えなかったせいだけじゃないよね。
ひと夏の経験が大人びて見せているんだよね。

日焼けした小麦色の肌、そして肩の上とかに微かに見える水着の跡がまたたまんないよ。
二学期の始めってまだ水泳の授業とかあるけど、スクール水着がズレたところにも水着の跡を見ることができる。

海やプールには誰と行ったのかな?もしかしてチューぐらいしたのかなとか思うと、妄想と哀しく切ない気持ちが入り混じって悶々としたり・・。

夏祭りの時に浴衣姿の女のコと出会ったりすると、浴衣姿が目に焼き付いていて、浴衣姿を見たぞとか、家族と挨拶をかわしたぞとか、自分だけの経験を思い出して優越感に浸ったり・・・・。
偶然出会って挨拶をした、ただそれだけのことなのにバカみたいに盛り上がってました。

本当に二学期の始まりは悶々とすることが多くて・・。
よく、二学期の立ち上がりが悪いと指摘をされていたので夏休みボケと言っていたけど、まさかエロ妄想や悶々が原因とは夢にも思うまい。

高校一年生の夏休みは幸せで、二学期も優越感に浸って迎えることができました。
そう、初めてのアルバイトで10歳上のお姉さまが初めての恋人で、ついに初体験もしたんです。

スゴい濃い夏休みだったな。1クールのドラマが作れちゃうくらい。
そんな幸せも、クラスの女子が大人びていたり、バイト先でカレシができたなんて話をきくと、やっぱり羨ましいし、切なくなって涙を流してオナニーしたりしたな。あっ、これはお姉さまには絶対に秘密です。

高校3年生の夏休みに別れたので、幸せな夏休みは2年生までで、3年生は最悪な夏休みだったよ。
ボクの進路を決めるにあたって、もし遠くに行くならお姉さまが仕事をやめてついてくるかとか、結婚前提にバイト先の会社の正社員になるかとか、真剣に話し合ったから周囲に発覚したんだよな。
ボクのこと真剣に考えてくれるお姉さまでよかった。

バイト先の会社から正社員のお誘いがくるぐらいの働きだったのは少し自慢。

夏は萌え萌えで少し哀しい物語。

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