腐男子はホモではないはず…
第4章 腐男子と恋
「…ん?」
目が覚めるとカーテンの隙間から日の光が射し込んでいた。
隣のベッドを見ると布団が無く、目を擦り擦り起き上がると毛布にくるまりソファで寝ている一樹がいた。その一樹ももぞもぞ動いて起き上がる。
「一樹、おはよう?」
声を掛けるとゆっくりこっちを向いて暗い顔になる。
「おはよう。昨日はごめん…」
「昨日?……っ!」
瞬時に昨日の事が奥から上がってくる。そしてどんどん顔が赤くなる。
さらっと話題転換に試みる。
「な、なんでソファに寝ているの?」
「昨日のアレで精液だらけだし、夜に白いものがついたシーツを洗濯してるところなんて見られたら〝ヤりました〟って言ってるようなものでしょ?」
「~~~~っ!///」