
3月の僕たち
第5章 雑談5
僕は応えて自分たちの部屋へ戻ろうとした時、圭一がさらに奥へと足を進め隣の部屋側のドアの隙間を覗き始めた。
「丸聞こえじゃん」
「け・・・圭―――っ?!」
小声で圭一を呼び戻すが引き返す素振りは無い。
『先輩、久しぶりだから最後まで・・・したい、な?』
『いいのか・・・?』
『ダメ・・・?』
ハルちゃんが上出君を誘惑しているらしい会話がもろに聞こえる。
「ハルちゃん大胆だな」
圭一がさらに小声でささやき、ドアに張りついた。
圭一に手招きされて、いけないと思いつつドアの隙間を覗いた。
ベッドの横に布団が敷かれている。部屋のドア側からベッドを挟んで反対側のクローゼットからは布団の上のは二人が丸見えだ。
そこに上出君がベッドにもたれ胡坐で座って、膝には半裸のハルちゃんが―――。
『いや、他の奴らがいるけどいいのか?』
『あ・・・・・・』
ハルちゃんが迷うようなそぶりをすると、上出君が笑いを含んだ声で囁いた。
『ここまでして、お預けはナシだ。どうせ奴らも同じことしてる』
チュッーーー
頬にキスをする音がはっきり聞こえる。上出君がハルちゃんを背中から抱え込んでハルちゃんの股間をいじり始めた。
『はぁ・・・』
チユーーーッ
細いうなじにキスを落とす音が何度も何度も部屋に響く。
僕の背中を何がゾクゾクと這い上がっているような・・・。
上出君の大きな手が脇腹から鳩尾をたどり、長い指で左乳首を弄る。
ハルちゃんの細い指がシーツを掴む。
『んん・・・』
『ハルキ・・・いいか?』
『う・・・ん・・・あぁ・・・あ・・・』
上出君の動きに合わせて、ビクビクとハルちゃんの体が震える。
「丸聞こえじゃん」
「け・・・圭―――っ?!」
小声で圭一を呼び戻すが引き返す素振りは無い。
『先輩、久しぶりだから最後まで・・・したい、な?』
『いいのか・・・?』
『ダメ・・・?』
ハルちゃんが上出君を誘惑しているらしい会話がもろに聞こえる。
「ハルちゃん大胆だな」
圭一がさらに小声でささやき、ドアに張りついた。
圭一に手招きされて、いけないと思いつつドアの隙間を覗いた。
ベッドの横に布団が敷かれている。部屋のドア側からベッドを挟んで反対側のクローゼットからは布団の上のは二人が丸見えだ。
そこに上出君がベッドにもたれ胡坐で座って、膝には半裸のハルちゃんが―――。
『いや、他の奴らがいるけどいいのか?』
『あ・・・・・・』
ハルちゃんが迷うようなそぶりをすると、上出君が笑いを含んだ声で囁いた。
『ここまでして、お預けはナシだ。どうせ奴らも同じことしてる』
チュッーーー
頬にキスをする音がはっきり聞こえる。上出君がハルちゃんを背中から抱え込んでハルちゃんの股間をいじり始めた。
『はぁ・・・』
チユーーーッ
細いうなじにキスを落とす音が何度も何度も部屋に響く。
僕の背中を何がゾクゾクと這い上がっているような・・・。
上出君の大きな手が脇腹から鳩尾をたどり、長い指で左乳首を弄る。
ハルちゃんの細い指がシーツを掴む。
『んん・・・』
『ハルキ・・・いいか?』
『う・・・ん・・・あぁ・・・あ・・・』
上出君の動きに合わせて、ビクビクとハルちゃんの体が震える。
