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ありったけの「ありがとう」を君に

第4章 〜少しずつ変わる日常〜

そして私たちは結局昼からの授業を
全部休んだ。

日没になり、理叶君とお別れの時間がやってきた。

「先生もおらんやろーし
そろそろいこーぜ!」

「そーだね。いこっか!」

階段を降りていると理叶君が
背中を向けながら私に話しかけた。

「もしよかったら
これからも一緒に食べへん?」

「え、逆に私なんかでいいの?」

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