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息もたえだえに呟くと……、


スカートの中の手がとまった。


「……………………いま何つった？」


…………え？


勇人くんは抱きついていたあたしからパッと離れる。


「……何でオレの名前知ってんだ!?……誰だお前!?」


かなりあたしを怪しんで不審な表情に……。


…………あっ!?あたしだって気づかなかったんだ……!?


いっそ正体黙ってたいけど、そうはいかないよね…………？


勇人くんの拘束から自由になったあたしは、帽子とメガネをとった。


「……こ、こ、こんばんは……っ」


「………………あ!?……あんた亜也の……!?」


「亜也ちんの友だちの絵里です…………っ。えへ…………っ」


こないだ会ったときも気まずかったけど、今はアレ以上に超絶気まずっっ‼