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私の彼は****が好き

第5章 彼の友だちと…………

「あ、あれからめぐちゃんとはどう?」

「まぁぼちぼち。いい刺激になったよ。また四人でヤろーな?」

「…………」


あの夜はみんな飲みすぎて、ちょっとハメ外しすぎちゃった。……なんか、気まずいな……。


ケンジくんと話してるうち、あたしの乗る電車のホームが近づいてきた。


でも、「またねっ」って別れようとしたけど、ケンジくんが先に口を開いた。


「そうだ、」

「?」

「こないだの夜、絵里ちゃんに渡し忘れたものがあるんだわ」

「……え?」

「今から少し時間作れない?オレんチにとりにきて欲しいんだけど…………」


あたしに?


なんだろう……?


じっと舐めるように見つめられ、困ってすぐ返事できないあたし。


「う~ん……何?」

「見てのお楽しみってやつ」

「う~~ん」

「ちょっとだけ、な?帰りもちゃんと駅に送るから」


ケンジくんにそんなに頼まれたら断れない。あたしは、


「いいよ、でもすぐ帰るね」そう答えた……。


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