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遠くて近い

第21章 謎

一つ目の駅に着く出る人と入ってくる人の人数に変わりはなく相変わらずぎゅうぎゅう詰めの車内

電車が発車する

運転が荒いのか大きくゆれ私はバランスを崩しかけた

ところが後ろの人が後ろから抱きとめてくれた

お礼を言おうと思ったが離してくれない

それに抱きとめてくれたというより抱きしめられていた

「あ、あの、ありがとうございます・・・」

振り向こうにも身動きが取れず声だけかける

「・・・白峰さん」


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