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遠くて近い

第29章 Tシャツ

「別にいいって、俺たちしかいないし・・・あ、心配しなくても俺床で寝るから平気だよ」

真咲と布団で一緒に寝るところなんて想像できない・・・でも、あんな整った顔が目の前にあったらやばいなぁ

「・・・なに考えてんの〜」

夏樹のむすっとした声に我に返る

「な、なにも!」

「なら決まり、夕飯作るから準備手伝って」

夏樹の視線を感じながらも真咲について行く

こんなことってありえないけど・・・なんか、楽しそう

このことを母に言わないと心配されると思い携帯にメールを打ち込む

「服濡れちゃって、でもすごい嵐だから友達の家に泊めてもらうことになったのです心配入りませぬ。かなです」

急いでいたため変換でできたものを打ち込みそのまま送った

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