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音色

第5章 色々

ねぇ、どこに行くの?

私は勇気につれられていた。
衝撃的なニュースがあったばかりで何も考えられない。


私は、いつの間にかピアノの前にいた。

何すんの?
ピアノ弾け。
何か、その口調にムカついた。

やらないなら、おまえの昔話を全校に向かって言おうか??
さすがに、それは怖いんでおとなしく弾くことにした。

でっ何弾けば、いいの?

何でもいいから適当に弾けよ!

私は、あいつが知らなそうな水の戯れを弾いた。

水滴がポツポツ落ちるように。

なるべく、悲しくならないように。

楽しくでも少し不安げに………


私は、終わった瞬間思った。
人に聴かれていたことを。

パチパチパチパチ………………
えーと何で浜島さんもいるんだ??

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