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twin★love

第10章 10★真実

入ってきた晴を蓮は思い切り睨みつけた。

「なに?俺今すげえムカついてんだよね。」

だけど晴にはそんな蓮でも怖くなかった。

「亜子が悲しんでる。蓮と話せなくなって。」

「は?何言ってんの?あいつにはもう…俺なんて必要ねえじゃん。…あいつは、もう…」

蓮は悔しそうに唇を噛み締めた。

晴にも痛いほどわかる蓮の気持ち。

亜子のことが好きなのに、誰よりもその自信があるのに亜子はもう他の誰かのもので。


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