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twin★love

第7章 7★モヤモヤ

「…こちゃん、…亜子ちゃん!」

亜子はその声にはっとした。

目の前には秋山先輩の顔。

「大丈夫?ボーッとしてるみたいだけど、具合でも悪い?」

その言葉に罪悪感を感じる。

だって今、頭の中には晴が昨日最後に言った言葉がぐるぐるまわっていたから。

「亜子、好きだよ、ずっと亜子のことしか見てない。」

そんなにも思ってくれていたんだ。

いつも優しくて、亜子だって晴のことは大好きだ。

でもその好き、は晴の言う好きとは違うんだ。

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