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僕らの教室 エンドのE組!

第4章 3 甘く

「…ん、分かった。じゃあ送るよ。」
「…ありがとう。」

よし、作戦実行。
先に階段をおりていく業のあとに続いていくふりをして、肩をたたいた。

振り返る業。今がチャンス。
ぐっと顔を近づける。

「…っ…」

口を離した。へへっ、成功。

「…僕も好きだよ。」
「…渚くん。」
顔が赤い業にむかって、ニヤリと笑って見せた。

「…作戦その3。甘く。成功したけど…」
「え?」
ボソボソと何かを言っている業。

「渚くんにはかなわないね?」

そして、新しい僕らの生活が始まったのだった。

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