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「先生、食べちゃっても良い?」

第9章 特別室 その弍

「日向先生……?」




相変わらず不機嫌そうな顔。


なのに、何故そんな事を言うのだろうか……。

不思議でそう考えていると、急に先生の右手がシャツの中へ潜り込んできて、ピンっと下着のホックを外した。




そしてそのまま耳朶をかぷっと食んで、胸の膨らみをやわやわと揉みこんでくると。





そのいやらしい手つきと、耳に伸ばされる舌の感触でゾクゾクと全身に鳥肌を立たせる。







「…やんっ、ダメェ……」







…こんな事キョウ君としかしたくない……。

それなのに、耳元で囁かれる声も、胸の先を摘まんで引っ張る指も意地悪で。






「ダメって何が? もう乳首こんなに立ってんじゃねーか」


「ぁっ……やぁ……! 本当に、やめてください……!」







勝手に漏れる声も感じてしまう自分も嫌で、きつく目を閉じながら下唇を噛む。

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