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君の瞳にときめきを

第3章 美術室



もう、女の喘ぎ声は聞こえなかった。

ボンドを黙って拾ろうと、シャッとカーテンが開く音が聞こえた。

そっちに目を向けると、シーツで体を隠した女と、上半身裸の男がいた。

男はー山本 拓海だった。

女はさっき告っていた人で、告白した時にここでヤる約束をしたんだろうな…と察しがついた。

男と女は驚いた表情でピクリとも動かない。

そんな状況の中、ボンドを黙って拾い、すいません、とだけ言って保健室をでた。







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