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風俗嬢フウカの「つれづれ日記」

第7章 第7章 年末年始の嬉しい再会②

それに、かく言う自分も、
各お客様からみれば

「自分以外の他の客と、
いっぱいしてるんだろ」

と、そういうこと、ですよね。



今、このお店を辞めて、
とあるお客様と
結婚できる?と問われても、

残念ながら、
そこまでの覚悟はありません。



と、話はそれましたが、
そのようなわけで、
ここ最近では、
このお客様のことも、
すっかり忘れていたところに、


今回の年末年始、1年越しに
このお客様、
ご来店されたんです。


「覚えてる?」
「もちろん、
覚えてますよ!!!」



なんだか、ほんとうに
感激でした。


「あれから全然
遊びに来てくれないから、
もう結婚しちゃって、
お幸せになってるのかと
思いました」


「そういうわけじゃ、
ないんだけどね…」



お客様はそれ以上は
苦笑いを浮かべるものの、
それ以上は何も語らないので、

実際に、何があって
通われなくなったのかは、
分かりません。


単にお仕事が
忙しいだけかもしれませんし、
他の理由があるのかも
しれません。


でも、フウカも
それ以上詮索はしません。


ここ風俗は、そういう世界、
であり、それ以上を
望むべきところでは、
ないはず。



とにもかくにも、
わざわざまた、
フウカに遊びに来て
くださったこと、

それに感謝すべき、
ですよね。

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