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きみじゃなきゃだめなの

第2章 きみじゃなきゃだめなの2

私の中にいるんだよね。

根本までぴったり埋め込まれたウィルのは、
違和感なんて感じないくらいフィットして、

最初からここに合うように出来てたんじゃない?
って思うくらい。

すっごい大きいとかすっごいどうってワケじゃないけど
今までの中でもわたしはウィルのが一番好きでトクベツだなって思うの。

今の気持ちをうまく伝える言葉がみつかんなくって、
背中に手を回してぎゅって抱きついたら強い力で抱き返された。

「動くぞ、優しくしてやれねーかもしんねーど」

覚悟しとけよ、だって俺の10年分の思いなんだから
って言うけどさ

わたしだって同じくらいずっと好きだったんだよ?


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