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「おい、今までのヤツとちょっと違うぞ。」

「あぁ。それに、後ろにもう1人いるよ。」

「上田はどっちがいい？」

「俺は手前でいいよ。聖が奥に行くときに不意打ちしてやる。」

「了解。」

目の前に現れたのはつなぎ姿に茶色っぽい髪で俺と同じくらいの身長のヤツ。

その奥には同じようにつなぎ姿だけど、黒髪で身長は手前と同じくらいのヤツがいた。

2人とも、目には光がない気がする。

虚ろっていう感じ。

「侵入者・・・」

手前のヤツがつぶやいた。

「行け・・・そいつを倒したら、また薬渡すから。」

後ろのヤツが前のヤツに言い聞かせるようにしゃべった。

「上田、いいか？」

「もちろん。」