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第18章 Side Kazuya 4

「カメ、お前、なるべく戦わずに入口の鍵開けるやつ探せ。」

「なんで?」

「俺と上田である程度やっとかないとマジでお前の体力切れるだろ。」

「・・・分った。」

小さな声で聖が俺に話しかける。

分ってる。

聖がどんなときでも自分じゃなくて俺らのことを心配してくれるのは。

自分だってケガしてるくせに。

「聖、行くぞ!」

「おう!」

2人が大群の方へ向かった。

俺は同時に壁の方へ走る。

向こうの壁にボタンがたくさん見える。

あの中に鍵となるボタンがあるんだと思うんだ。

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