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第9章 Side Yuichi 2

最近、どこも経営が苦しくて上田が働いてるところはアルバイトも切らなきゃいけなかった。

でも、1人あたりが働ける時間を決めて払える時給に制限をかけたらしい。

ここで働くよりも向こうで働くのが好きな上田はあっという間に上限を超えるんだよ。

うん。ここでも働いて、ってことだよね。

「じゃ、お願い。」

とりあえず今日は作戦立てたいし、任せよう。

たまにはやれ、という意味も込めて。

「はい、できたけど、どうする?あの2人も起こした方がいい?」

カメが両手に皿を持ちながら来た。

今日は昨日店で残った料理をワンプレートにしたものらしい。

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