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百鬼夜行左藤家黙示録

第8章 初恋のゆくえ


中学2年生に進級した私は
とてつもなく不安な事があった

そう義明だ
クラス替えにより
私はこの男と同じクラスという
1年間が確定した

何が嫌なのかと言うと
実に馴れ馴れしく絡んでくるのだ
それにより周りから友人と誤解され
私の人間性が疑われる事となれば
まさしく迷惑千万

たしかに小学校から同じで
家もかなり近いが
私は両親から義明とは関わるなと
口を酸っぱくして言われたほどだ

「おい!おんなじクラスだな!」

誰かと思って振り向けば
やはり義明だった

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