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貴方に出逢えて。

第3章 ✿戸惑いと、その先に✿




そんな思いを知ってか知らずか、凛の友達はみな全力で彼女を応援してくれていた。

凛の両親は医者だったが、彼らもまた嫌な顔せず彼女の浪人を受け入れた。

『お金の心配はしないで、やるからには最後まで後悔しないように頑張りなさい。』

浪人を決めた時、凛の父はそれだけ言った。

聡明な彼女にはその言葉だけで十分伝わったのだった。



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