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貴方に出逢えて。

第6章 ✿人はその感情を✿



この世で自分をおねーちゃんと呼ぶのはただ一人。

心の中で、助けてほしいと願い続けた人ーーそう森生が凛を呼びながらその存在を確かめるように抱きしめていた。


「……あ……あの…あの…」


恐怖と涙で頭で混乱した凛は言葉にならない言葉を発していた。



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