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ーーふう……



凛はゆっくりと息を吐き、雲ひとつない冬空を仰いだ。

こんなに胸がいっぱいになったのは生まれて初めてだった。

もう一度確認するとゆっくりと嬉しさが込み上げてきた。









ーーー今日は国立大学の合格発表の日だった。