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何も言わない凛を聖也は優しく抱きしめていた。

聖也の全てから優しさが伝わってくる。


「……いきなり悪かった。

でもこの気持ちに嘘はないし、本当に心配なんだ。

別に今すぐ付き合うとか、付き合わないとかの話をしてるわけじゃない。

俺といるときは心が軽くなるように全力を尽くすから。

だから……凛が楽になるまででいいから…側に居させてくれないか？」