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笑いの部屋

第12章 怖くて笑える話(実話)

これは、ボクが実際に体験した話です。
身の毛もよだつほどの恐ろしい体験なのに思い出すと笑いが止まりません笑笑

ボクは霊感とかがなくてあまり幽霊とかの類いは経験がないし、信じません。

そんなボクが20歳の頃、ボロいアパートに一人暮しをしていた。

毎晩、オナニーをして眠りに就こうとすると体が重くシビレるようになった。誰かに乗られているようだが、目も明かないし、声も出ない。
そんな状況の中、気を失うように眠りに就くことはできたのだが、朝になるととても疲れている。まるで生気を吸われているようだ。
何かに憑りつかれているようだ。

これが金縛りとか憑依体験というのか。
そういえばすぐ近くに墓場がある。やはり・・。

ある夜、状況はひどくなった。体がとてつもなく重い。シビレて一切動けない。目も開かないし、声も出ない。それどころか息ができない。苦しい、このまま悪霊に殺されるのか。

初めての恋人である10歳上のお姉サマと別れてからは、希望も笑いもない空虚な日々を過ごしていた。
ここで死ぬならそれもいいか。そう思った。

その日は食べたものが悪かったのか。

ブプブー💨ブスブリー💨💨ブスブス~💨ブホ💨

ととてつもないオナラが出た。その瞬間、嘘のように体が楽になり、自由になった。

凄まじい放屁に悪霊が退散したとでもいうのか。

その夜は悪霊は消えたがとてつもない悪臭に苦しむことになった。

それ以来、二度と金縛りになることはなかった。

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