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先生、どうして死んじゃったの?

第5章 新しい朝

~遺書~
 神崎真由へ

神崎がこの手紙を読んでる時にはもう私はこの世にはいないだろう。
クラスの皆が私につらく当たっても神崎は優しくしてくれた、色々迷惑かけたな。
ごめんなあ。
心優しい神崎だから、こんなろくにクラスをまとめることさえ出来なかった私がいなくっても悲しんでくれるんだろう。
あの日私に言ってくれた
「ありがとうございます」は私の心の中で輝き続ける。
こんな先生でごめん。
クラスメイト誰一人、嫌いじゃない。ほんとうに、まぁ死ぬ前に嘘なんて付かないさ。
最後まで皆大好きだった。
だから、私の分まで強く生きてくれ!!!!!!

中田 義晴より

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