嵐しょーせつ。
第67章 戦うキミ
翔と智の間に座ってたやつ。
茶色い髪の毛でくるくるな目。
笑ったときのシワ。
それは。
和「……雅紀……」
雅「ふふっ笑和也。久しぶりだね。」
雅紀だった。
和「……え?なんで?」
潤「なんでって?
べつに、雅紀も暇だったみたいだから。
和也をビックリさせてやろーってね。笑」
雅「わぁー。なんか、和也。スーツ似合うねー!あん時スウェットしか見てなかったから新鮮!」
俺は席に座り、
久しぶりに話した。
和「あれから。どうだったの?」
雅「ん?うん!この通り!成功して、完治したんだー!学校もみんなと同じ年に卒業できて。笑」
和「すげー!成績大丈夫だったの?」
雅「うん!で、それからデザイナーの仕事。」
智「雅紀を馬鹿にすんなよ?笑
こいつ、高校入試で1番だったんだぜ?
特待生だぜ?やばいよな。」
へ?
和「へー!すげ。」
雅「ふふっ笑暇だったし。ってか和也何飲む?」
和「俺?うーーん。ビールかな!」
雅紀は5人分頼んだ。
翔「雅紀がここにいるってなんか不思議。」
和「そーだな。」
雅「俺、退院して卒業して、
すぐにニューヨークに行ったの。」
潤「へー!そこで?デザインの仕事?」
雅「うん!ちょっとしか居られなかったけど、
結構いい刺激だったよ。
ずーっと病院にいたから世界は広いんだなって笑」
雅紀はわらってた。
よかった。
そろそろ解散することに
雅「みんな!ありがと!」
和「じゃーね!」
俺は一人暮らしだったため、翔とは違う方向。
たまたま雅紀と同じ方向で、
雅「あー楽しかった。
4人だけだよぉ~ちゃんとした友達は。笑」
和「そっか、病院にいたもんね。ほとんど。」
雅「ありがとーね。和也に出会って、翔潤に出会って。和也ぎぜーんぶ俺の夢叶えてくれたんだ笑」
和「なにもしてないよ?おれ。」
雅「そんなことないよ?和也に笑ってろって言われて、
あれから常に笑うよーにしてたんだー!」
和「俺も安心したよ。今、ここにお前がいるってことはどんだけ幸せなのか。ありがと。これからもよろしくな。」
雅「そんなぁ〜。俺こそこれからもよろしくね!」
君に出会ってキミが一生懸命に戦って。
そんなあなたに出会って本当によかったよ。
これからもよろしくね!
end