テキストサイズ

遠距離愛

第9章 自分のこと聞いて欲しいの

それからの私は、ずっと佐江の言葉が頭から離れなかった。

想像してみる。

圭ちゃんとの家庭を作っていくことを…

きっと、圭ちゃんの機嫌を損ねるようなことしなければいつもと変わらず優しい人。
子供ができても機嫌を損なわなければ…

子供にも?機嫌を損なわないようにさせるの?

自分が親の顔色を伺って生きてきたみたいに?


気がつくと藤木君に会って話したいと、LINEを入れていた。

数時間後返事はきた。
明日の夜にでも会う約束をした。

何を話せばいいのかな?
でも彼に聞いて欲しい。彼なら答えを出してくれる。

そんな気がしてた

ストーリーメニュー

TOPTOPへ