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センシティブ♥ボーイ

第22章 蛙はカエル

【崇史side】





トイレを済まして、リビングに行くと、カナが騒いでいた。

お母さんといっしょに何かを探しているみたいだ。



「何か探してるの?」

「ねえ!おにいちゃん!まめ!まめは?どこ?まめ!」

「冷蔵庫に入ってると思うけど…」



カナがいう豆とは、豆苗のことだ。
カエルにはインコフードを上げているけど、おやつがてらに豆苗を上げることがある。


というか、カナがご飯をたくさん上げたがるから、あまり太らないように野菜を上げさせるようにしてるんだけど。



「さっきみたけど、なかったのよ~…キャベツでもいい?」

「きゃ、キャベツなんかダメだよ!インコはキャベツは身体に悪いんだから!」



お母さんはなんでも食べれると思っているから、面倒は見させられない。


まだカナのほうが安心だ。





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