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センシティブ♥ボーイ

第26章 ちょっと距離を置こうか。

【崇史side】






鈴木くんに限って浮気なんて…っ
誰にも会うはずないっ

あっていたって…きっと鶴橋くんだもん…っ



僕は圭ちゃんに脅されて、半泣きになりながら鈴木くんの後を追った。



「すずきくん……っ」



最初は脅しから始まったものの、あの時保健室までおぶってくれなかったら僕はみんなからどんな目で見られていたかわからない。


鈴木くんは最初から僕を助けてくれたヒーローだったんだ。

坂本先生に触られて声が出ちゃった時も、鶴橋くんに触られそうになって困っていた時も。



全部鈴木くんが助けてくれた。



エッチするときも、必ずいっつも気持ちいい?って聞いてくれる。
痛くない?って聞いてくれる。

僕のためにご飯を作ってくれるし、僕のために冷房もかけてくれるし、この間だって僕のこと様子がおかしいって心配してくれたんだ。


あんなに優しい鈴木くんが、浮気なんてするはずないよ…

圭ちゃんは知らないんだ。
鈴木くんがどれほど優しい人なのか。









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