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センシティブ♥ボーイ

第29章 少し勉強は置いといて。

【聖司side】






「なーなー、男同士ってさ、玩具って何があんの」

「ぶ…っ!!」

「……お前さあ…保健の先生に聞くか?普通…」



呆れ顔で坂本が見る横で、ツルは吹き出したスポーツドリンクをそばにあったガーゼで拭いた。


「じゃあツル、知ってる?」

「し、知らねーよ…っ第一、女にもそんなの…使ったこと…」

「あー、お前は真由美一筋だもんなー」



少しからかい半分で言うと、ツルの顔がさーっと赤くなる。

それを見て、坂本は口元を緩めながらほうほう、と頷いた。



「なに?もうマンネリ?」

「ちげーよ。いや、さ、あいつ玩具とか使ったらどんな反応すんのかなーって。」

「やだねー学生は。好奇心旺盛すぎて何しでかすかわかんないから。」

「坂本は玩具なんて序の口だろーが」

「ふへへ」


何も反論がなかったということは、やんちゃしていた若いころに、これは相当使っているはずだ。


質問する相手は間違っていなかったらしい。



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