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センシティブ♥ボーイ

第31章 一人はダメ







「すき…佐藤…すきだよ…」

「あ…っふ……」

「すき…すーき……すき」

「や…すずきく……っだ…め」

「なんで?すげぇ好き」



だらだらと先走りが自分の腹にまで垂れてくる。

佐藤の身体は好きと言うたびにどんどん震えて、その度に佐藤は甘い吐息を漏らした。

言葉でも感じるんだよな…
自分が言った言葉でどんどん余裕を無くしていく佐藤に優越感を覚える。

こんな佐藤、誰にも見せるもんか




「佐藤は…?」

「ん…ぅ……ん」

「いつも言ってんだろ?言ってくれねーの?」

「あ…っん……す……き…」

「え?聞こえない」

「す、き……すずきくんすき…っ……あぅっすき…大好き…っあ…!や……っひゃ!…ん…ぅ」


どんどん大きくなって響く嬌声にさすがにまずいと思って、イく、という瞬間に佐藤の頭を抱き寄せ、俺の肩に埋めさせた。



「……っ」


その瞬間、それだけでは耐えられなくなったのか、佐藤は俺の肩に噛み付く。

少々痛みが走ったが、そんな小さな痛みさえも、佐藤が与えたものなら愛しく感じた。


腹に暖かい感触がして、佐藤はグタっと俺に全体重を預ける。


「は…ぁ……はぁっ…ふ…」


首筋に顔をうずめて、佐藤の甘い香りを感じながらゆっくりと震える背中を撫でた。





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