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センシティブ♥ボーイ

第7章 鈴木くんのばか!

【崇史side】





「…ん………」




目を覚ますと見慣れない天井。
柔らかいふわふわな布団。


自分のものではない匂いに、自分の部屋ではないことはすぐにわかった。

でも知ってる…
僕、ここで何回も寝たことある…



辺りを見渡すけど、眼鏡をとられていて、よく見えない。



もぞもぞと起き上がってやっと、誰の部屋かはっきりとわかった。



「おお、佐藤。起きたか?」

「う、うん…ぼく…なんで…」


確かさっきまで学校にいたはず。

授業を受けていたような気がする。


まだ放課後は来ていたような覚えはないし、まだ時間ではないはずなのに、どうして鈴木くんのベッドで寝ていたのだろう。




「お前、堕ちちゃったからさ、保健室はあれだし…お前ん家もわかんねーから連れてきた。」


まあ、そんなんじゃお前ん家にも連れてけないけどな、なんて言って、鈴木君は笑った。


そんなんじゃ、って…?
今、何時だろう…


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