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センシティブ♥ボーイ

第7章 鈴木くんのばか!

【聖司side】




「あーそれは言ってはいけないタブーな言葉だね~」

「や、やっぱそうなの…?」



俺は佐藤にものすごい剣幕で怒られた次の日、早速保健室に駆け込んだ。

朝からめんどくせーなみたいな顔をされたけど、そんなことはどうでもいい。



「大体ね、受験生ってのは切羽詰まってるんだよ。それを…なんでそんなこと言うのかね~って、いうか、なんでそんなことになったわけ」

「そ…れはよ、どーでもいいんだよ」


まだこいつに言うわけにはいかない。
こいつに名前なんか教えたら、速攻で教室に顔を確認しに行くだろう。

そんなことしたら、佐藤が注目を浴びて、ツルにも勘付かれるかもしれない。


だめだ。
絶対に嫌だ。


「お前もちょっとくらい勉強した方がいいよ」

「余計なお世話だよっ」


坂本に近くにあったガーゼを投げつけると、ニヤニヤと笑って俺を見つめてきた。






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