I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第8章 二人の間で
----------------
--------
車に乗って私の実家に向かった。
今のうちに聞きたいことを聞かないと
すぐに着いてしまう。
「あの、課長…」
「俺は………」
…?
「亜子の上司として泊まるんだろ?」
………!!
「それはっ、まだお父さんに…」
「大丈夫………心配するな」
そう言った課長の横顔を見ていると
課長との距離がとっても遠くなってしまったような気がして
課長に触れたくて
課長の左側の腕に自分の腕を絡めた。
「亜子……?」
名前を呼んでくれたことが
すっごく嬉しくて
もっとこうして居たかったけど
お母さんが庭に出ているのが見えたから
課長の腕からそっと離れた…。
もう少し…
拓ちゃんの家からもう少しだけ…
遠ければ良かったのにと思ったのは
生まれて初めてだった…。
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える