無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「望月さんも、海翔と同じなのね？」





……え？




「自分で確認もせずに


噂を信じちゃうタイプ」





……？






「一番大事なことを


本人に聞かない話さない…


本当に、馬鹿な子」






……うっ、





頭を殴られたような衝撃だ。






「可哀想だから、１つ……いや、


2つ教えてあげるわ」






……？






「まず１つ目…


私と海翔は付き合ってなんかないし


付き合ったこともない」







……。






前フリの発言が衝撃すぎて


今の言葉の理解に時間がかかる。





「ちょっと、聞いてる？」


「あ、はい……」






また美花さんは私に呆れた様子で2杯目のビールを男前に飲んで見せた。








かっこいい～♪


…って


見惚れてる場合じゃなかった…。








「私たちねぇ……


“いとこ”なのよ、い、と、こ」






……いとこって



……あの、従兄弟？