I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第3章 仕事と恋と。
そこまでストレートに言われると
胸がいっぱいで食べれなくなるよ…。
「亜子とずっと
こうして居られたらいいのにな…」
ずっと…………か……。
拓ちゃんとの叶わなかった約束を思い出すと
簡単には“そうだね”とも言えなかった……。
「…このドレッシングの作り方、
今度教えてね?」
不自然だったけど、話を逸らすと…
「教えない…」
え?
「亜子が俺を
必要としなくならないように
絶対に教えない。
俺が、また作るから」
そう冗談っぽく言って、笑うんだ…。
私はまだ課長に“好き”って言ったことがない。
言葉にしようとすると、何故か拓ちゃんを思い出してしまって“好き”を呑み込んでしまう。
でも、課長は聞いてこない。
“俺のこと好き?”
とか……
“好きって言って”
とか…。
いつか、自然に伝えられる時がきたらいいな…
課長に、“大好き”って…。
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える