I promise you ~.:*この想い、永遠に.:*
第4章 突然の再会
拓ちゃんが好きになった女性は
たった一人だけ…。
……誰なんだろう…。
私の知らない人かな…。
“大きくなったら僕と結婚してくださいっ”
“将来、藍星亜子になるって約束できる?”
やっぱりあれは……
冗談だったんだよね…。
“プロポーズなんて、他の女の子にもしてたしね”
そう言ってたもんな…。
っていうか、ただのプレイボーイじゃん。
それにしても…お父さんもお母さんも
拓ちゃんの話ばっかりして
一体何だっていうんだろ…。
そんなことを考えながら、あっという間に夜になった。
急いでこっちに帰って来たから可愛いワンピースなんて持って来てなくて
お母さんに今夜、拓ちゃんにご馳走になることを話したら
病院の帰りにわざわざ隣町まで買い物に連れて行かれた…。
買ったばかりの白いワンピースに着替えてお化粧も直して髪もアップにした。
準備が出来て鏡の前に立った時…
自分の鼓動が速くなっていることに気付く。
どうしてこんなに……
ドキドキしているんだろう…。
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