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箱……肆

第2章 沈む箱



――――――――…



―――…





目が覚めると……




隣に寝ていた妻の姿がなかった――――――――…




テーブルの上には…



書き置きがあった―――…




『夕飯の買い出しにいきます』





落ち着いた筆跡―――――…




今の妻のものだった…



少し寝て…今の自分になったみたいで…



スーパーに行ったのだろうと推理した…







しかし…帰りに…


認知症になっているかもしれない…







俺は…妻を近くのスーパーまで迎えに行くことにした―――――…




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