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ひざカックン

第8章 なつらんまん


「とりあえず、すごい気持ち良かったのは覚えてる…後は…よくわかんない」

僕は、正直に言った。

「え~っ!そうなのー?ん~…まあ、気持ち良かったんならいっか」

彼女はそう言って笑った。

僕も笑った。

風が部屋に入ってくる。

飼育ケースの中では、ナメクジ2匹が絡み合っている。

上手く交尾できたらいいけど。

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