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ひざカックン

第10章 キヅナ


僕は引っ越してから、彼女に会うことも、連絡することもなかった。

僕は引っ越した先の中学校を卒業し、公立高校、三流私立大学を卒業して、印刷会社に勤めた。

その間、何人かの女の子と付き合ったけれど、彼女とのような関係にはならなかった。

彼女のような性癖を持つ女性は少数派で、僕のような性癖の男性は変態だった。

僕はこのことが最初は寂しかったけれど、性癖の一致だけが求めるものではないことがわかり、今の妻を選んで結婚した。

妻のことは愛している。

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