
山岸君と照井君
第13章 居心地―――……。
体が……色んな意味で…緊張した!!
米屋が…玄関から出てきた…
やっと――――…帰るのか!!
と、門から覗きこむと……
「!!///…」
米屋が――――――…
山岸を抱き締めていた――…
苦しい――――…
こんな…場面…見るために…
待ってたわけじゃ…ないのに…
「だから…苦しいですよ」
抱き締められている…山岸の…
テンションの低い声がする…
山岸……
苦しいって…言ってる?
「次から、この香水やめるね……じゃぁ、またね……」
米屋は…困った顔のまま…車に乗り込み――――――…
帰って行った――――――…
俺は…出て行くタイミングを…模索していた――――…
「――――…やっぱり…照井君がいいかも―――…」
俺は……
山岸の……自然に出てきた台詞に―――――――――…
鳥肌が立った―――――…
それくらい……
嬉しかった――――――…
