
山岸君と照井君
第2章 右側―――…。
僕は、小銭を握り…
食堂に向かう―――――…
この時間帯は人気が少なくていい!!昼の時間帯は恐ろしく生徒がいるから
僕は、自販機で牛乳を買い…
空いている席に座り目の前に置いた牛乳にストローを刺し口に運ぶ―――――…
飲みながら…チラッと右を見る―――――――――…
ん?右に何かあったか?
右側に感じる違和感を考えながら…チュ〜〜〜〜〜〜〜〜…っと…牛乳を飲み干す…
「よし、カルシウム補充完了!」
僕は、パックの牛乳を丁寧にペタンコにしゴミ箱に捨てた―――――――――…
教室に向かう―――…
ふと―――…廊下に立て掛けられている鏡が目に留まる…
教室に入る前に身なりを整える―――――…と、眼鏡に触れる…
「コンタクト……か…」
照井君は、コンタクトをしないのか!?と聞いてきたが…
眼鏡を外した顔……って…
ど〜なんだ?
僕は、眼鏡を外し…その顔を見てみる――――――…
「―――…ぼやけて見えん」
はぁ…馬鹿馬鹿しい事をしたと…
ため息が出た!!
照井君に感化されてはダメだ!!
バカになる!!
僕は、眼鏡をかけ!教室に向かう!!
そして…また…
右側を見た―――――…
