
山岸君と照井君
第1章 はじめまして―――…。
「よっ、杉浦!」
「あ〜…照井か――…おはよう」
相変わらず…クールですねぇ〜…
俺は、中学から唯一同じ高校に進学した…
杉浦ミチルに話しかけた…
地元からは少し遠い場所にある名門校に進学した俺は…
杉浦の存在に少しばかり助かっていた…
俺が進学した名門、南城一校は…学力、部活力、芸能力…全てに置いてハイレベル――――…
県でも有名な進学校…
ちなみに…クラスは学力順位で振り分けられる…
杉浦は、入試の結果…上位だったのだろう…
Aクラスだ…
ちなみに俺は…Bクラス…
この学校じゃぁ…
…学力主義の平均ってやつだ……
クラスはFまであるが…
D=部活優秀者の多いクラス
E=芸術面で活躍しているクラス
F=特殊分野に特化した生徒のクラス(科学・数学・物理…)
と…Cクラスまでが普通科扱いだから…
Bクラスは…
微妙に中途半端……―――…
でも…俺は、それでもいいかな?って思ってたんだけどな…
