
山岸君と照井君
第21章 血の繋がる他人―――…
「あ〜…ただのぎっくり腰だ…
年は、取りたくないなぁ〜」
ぎっくり腰…!?え!!
岳心兄さん―――――…!!
「また、岳心にからかわれたのか?
相変わらず…素直に騙されるヤツだなぁ〜苑心は…」
え?騙された???
宏樹を見ると…「ん?」と言う顔をしている!!
「う゛〜〜〜〜…」
「だが…苑心の顔が見れてワシは嬉しいがな…
ぎっくり腰は、大分良くなってきたが……退屈での〜」
「退屈って―――――…だから…仕事をしてたのですか?書類が…沢山…」
お祖父様は、ハハハハっと笑い…書類をまとめ始めた――――…
「しかし、なんじゃ!なんじゃ?ホントに苑心は、面白い事をしてくれる―――!
入学式のインフルエンザも!なかなかの衝撃だったが、今回は…彼氏を紹介か?ぶっ飛んだ見舞いをしてくれるなぁ〜」
「はぁ!!///彼氏?!!」
