
山岸君と照井君
第38章 番外編①―――……
いかん…いかん――――…
俺は、顔を引き締め…コーヒを口にする…
「――――…あの…お一人ですか?」
俺は、コーヒを飲むのを止めて…
声の主を見る―――――…
――――…女か…
「――――…はぃ?」
話しかけられ……今は、一人だが……
岳心さんが来るまでの暇潰しって考えると……
切り捨てるのも惜しくなる…
「あ……よかったら……私と…飲まないかなぁ〜って…」
はい…ナンパですか……
今時の女性は積極的だ―――…
「あ――――…「申し訳ないが―――…そのお誘いは受けられない―――――…よな?」
女性の視線が…俺から…俺の後ろの方へと動く…
「あっ///ごめんなさい!
お一人じゃ…なかったんですね―――…あっ///でも、この後暇なら…」
俺は…後ろの気配に気がついたが―――――…
何故か振り向けない…
だって―――――…後ろから漂う…酒の匂いと…ブラックなオーラに…
嫌な予感がするからだ―――…
