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道の先…

第13章 試験とチョコレート

帰り道の電車では、ただただ涙をこらえていた。

おまけに乗っていた電車が止まった。

なんなんだよ、わたしの人生って…

気を緩めれば涙が溢れそうで、

電車を降りるまで、わたしはずっと歯を食いしばっていた。

いつもの楽しみであった先生へのメールも、今日はしたくなかった。

負けるなわたし。

何度も自分に言い聞かせた。

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