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道の先…

第6章 本心

わたし以外にも、先生のことが好きな人はいた。

でもみんな、あんなことがあった手前何も言えるわけなかった。

わたしと先生の仲の良さは学年中で有名だった。

「2人の会話ってほんとに小学生みたい〜」

「だって先生からチビとか言ってくるんだもん!」

「おれは事実を言っただけだろ〜」

なんてやりとりを毎日していた。

(だいぶ先生も元気になったかな…)

わたしはとにかく、先生の笑うきっかけを作ることにいっぱいいっぱいだった。


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