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道の先…

第6章 本心

「わっ!いじわる〜もう知ってるんでしょ?新しいクラス!」

「まぁな〜。」

「教えてよ〜。」

「教えるわけねーだろ!」

なんてやりとりをしてわたしの分は終わった。

”来年度もよろしくな”

なんて言われたら…もしかしたら…

そう期待してしまう自分がいた。

先生のクラスになれたらラッキーくらいの気持ちで、と自分に言い聞かせて教室へと戻った。

教室内では通知表の見せ合いっこが始まっていた。

「ねー!みせてよー!」

「ぜーったいやだ!」

その時、1人の子がふと言った。

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